オーセンティック・コーチングを読んだ

1on1をはじめ、メンバーと向き合ってコミュニケーションをとっていく中で、少し違ったアプローチをしたくなってきた。

そこで前から気になっていたコーチングを勉強してみることにした。相談したところ、この本とかどうかとなったので、オーセンティック・コーチングを読んだ。

 

オーセンティック・コーチング - Amazon

 

読書ログを置いておく。

ゴールはより遠くに設定する
現状の外側に設定する
パッと思いつくものは近く、達成可能なもの

お金を稼ぐをゴールにすると、無間地獄に陥る
つまり際限無い状態。バッグを買ったからそれに合う服が欲しい、アクセサリーがほしい。そうできている。

 

職業とファイナンスというゴール
- 職業: やりたい事をやって、それをもとに社会貢献する・できること
- ファイナンス: 生きる為に必要な資金を稼ぐ為にやること

 

ブリーフシステムに変化を与えることが、その人が変わることに繋がる
この時に、非言語コミュニケーションを使う。
非言語コミュニケーションは既に色んなシーンで使っている。元気がいい時に元気に喋り、機嫌が悪い時は不機嫌な声色で喋る。

言語を使うと相手の意識にあがる 意識にあがるとコントロールできてしまう つまり、否定できてしまう
眠くなりなさい→いやです 完

 

非言語コミュニケーションを行って、相手が無意識的に意識にあげ、内製言語化することでブリーフシステムは変わる。
ex.) その洗濯物臭ってませんか? まな板は雑菌だらけ → なんとかしなきゃ!


エフィカシー
ゴールを達成する自己能力の自己評価
→ ゴールは自分が心から望んだもの。達成するには自分のブリーフシステムを変える必要がある

ブリーフシステムを変えるのは自分。その自分を変える能力を自分で評価することをエフィカシーという

エスティー
尊重するとか、高く評価するという意味
ただ、今を褒めるということをすべきではない。今を褒めることで現状に居座ってしまう
いやいやまだこれからですよとする為にも、通過点と捉える方がよさそう

ここまでやってこれたゴールの凄さを評価し、褒める
あくまで通過点と捉える。しかしながらここまでこれたのは凄いじゃないかと褒める事で達成できることを自己認知しようと読み解いた


コンフォートゾーン
今いる居心地の良い状態。
何事もうまくいく。苦労は無い。

しかし次のゴールがあるわけではない状態。
ゴール設定はコンフォートゾーンの外におく。最初の方にでてきた現状はコンフォートゾーンを指していた。
ゴールを設定すると、そこに向かう力がはたらく。
ゴールをコンフォートゾーンの外に置くと、今のコンフォートゾーンが不快になる。するとよりその状態を回避する為に達成しようという力学がはたらく。
…となるにはゴール設定が本人にとって納得のいくもので、書籍の言葉を借りるなら、心の奥底からやりたいと思うものでなければならない。


現状の外側のゴールはおぼろげ。リアルにイメージするのは間違い。というかできない。
が、それによって切り開かれる新しいコンフォートゾーンはイメージできる。なんならやるべき。
これをイメージするとやらないと気持ち悪くなる感覚に苛まれる。 ホメオスタシスの恒常性維持機能。

 

人は限定合理性で生きている。
人は生来的に変化を好む生き物だということ。
= 同じ事が続くのは好まない。一定の変化、特に増加を好む。
ただ、危険は避ける。大きな変化は嫌い。

 

コーチングがやろうとしていること、どういう方向でやっていくのかが分かったような気がする。

ワクワクするゴール設定をして、エフィカシーを良くしていき、コンフォートゾーンを広げるというか作っていく、実際にやろうとするとそう綺麗にはいかないのだろうけど、上手くいけなくもない気がしてきて不思議な感じがする。

 

序盤でゴールの話が出てきて、難しいなと思ったけど、読み終わってより一層重要で難しいものだと分かった。

でも、本当にここが重要であり、ほぼこれが全てだと感じた。

 

「ワクワクするゴール」考えてみたい。